山田写真館春秋

山口県美祢市美東町の歴史を四代に亘って見てきた写真館の店主による徒然草

レンズアダプターL39で遊ぼう

jupiter00

管理人の所有するライカスクリューレンズを
キヤノンEOS Mに装着するテスト。

今回はJUPITER-12 2.8/35です。

オールドレンズマニアの間では知らぬ者のないロシアンレンズですよ。

1950年代にツァイスのビオゴンを参考に作られたレンズだそうで
ビオゴンらしく後ろが出っ張ってる。

これは装着できるカメラを選ぶ。
マウント面から1センチ以上出っ張るので
(アダプタをつけると3ミリほど)
多分デジカメだとほとんどつけられないだろうな。

でもEOS Mにはついちゃうんだな。

ものすごく古いレンズですが、
画像を見ると分かるようにレンズにはなんか変な色のコーティングがしてある。
ドヤ! と言わんばかり。

これもなんだかツァイスっぽくてよいです。

鏡胴はなんとアルミ製。
すごく軽くて不安なくらいだ。

焦点距離は35mmなので、
画角はフルサイズ換算で55mmくらいになると思う。
標準レンズ好きの管理人には調度良いサイズです。

不便なのは距離計が1mまでなのであまり被写体に接近できないところ。
あと、絞りリングが軽すぎて勝手に動かないかと不安なところ。

とまあ、古くて、ちょっと不安なつくりのレンズなのであります。

10年以上前に山口の月光カメラで何千円かで購入した様に記憶しています。

今の相場から見るとちょっと安いかもしれません。

ロシアンレンズは
安い割りにロシアの大地の潤沢な資源を利用した贅沢なつくりと、
そして個体差の良し悪しのはげしさで定評があります。

この個体はどうなのか。

結論から言えば「当たり」です。

jupiter01

この画像は朝方の比較的明るいところを撮影したものですが、
明部から暗部までなめらかなコントラストを出していて良い印象です。

彩度もそこそこに良くて、
ツァイスを見本にしたのは伊達ではないと思わせます。

なんだかフィルムをスキャンしたかんじの色合いで好印象です。

絞りは5.6ですが、画面の端っこも目くじら立てるほど破綻はしていません。

jupiter02

遠景です。

線はツァイスに比べると繊細な感じです。
周辺光量の低下が見られます。

jupiter03

この画像は画面の左上に太陽がある、
いわゆる逆行という条件です。

画面全体にしろくもやがかっています。
これはフレアというやつで、逆行には結構弱い感じです。
が、これも今のレンズではあまり見られない描写でかえって面白いのではないかと。

絞りは2.8の開放で、被写体との距離は1mくらい。
なんかちょっとボケが大きくないかい? と思わせます。

これまでの画像を見て分かるように、
コントラストが低めのリバーサルフィルムで撮ったかの様な画像が得られる、
ちょっと今では見られないステキなオールドレンズですよこれは。

軽くて小さいので、
正直な話、
ライカのズミクロン35mmよりも使い勝手がよさそうです。

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