山田写真館春秋

山口県美祢市美東町の歴史を四代に亘って見てきた写真館の店主による徒然草

フィルム現像機を撤去しようと考えている

genzouki

フィルムネガ自動現像機はもういらないかもしれないです。

この一ヶ月ぐらいで数本しかフィルム現像がありません。
これは要するにフィルム現像はもう世に必要とされなくなったという事なのでしょう。

そんなわけで当店ではこの自動現像機を撤去する決心をしました。

周辺のプリントやさんでも現像機を捨てたというところがあって、
そこはうちなんかよりももう少しは現像が多いはずなのに
よく決心したものだと感心していたのですが、
結局うちでも必要がないのだと思い知りました。

この現像機、ただおいておけば良いものではなく、
中には現像液が入っているので、
これの温度調整や濃度調整をしなければならないのはもちろん、
定期的に液は新しくする必要があり、
また、現像の頻度が少ない場合は現像液は酸化を加速し、
交換の頻度も高くなります。

薬品自体はそう高価な物ではないのですが、
それでも現像料でまかなうには厳しく、
また、200Vの動力を使うので現像がなくても電気代だけで運転費用がかなりかかります。

なおかつ、近年はこれを保健所に設置報告する義務があり、
設置基準が徹底されています。

それもそう困難なものでもないのですが、
使用劇物をいちいち書き上げ調べ上げるのはちょっと大変です。

設置の困難を担保にするほどの現像がない以上、
これは撤去が妥当かなと、
そんな感じです。

今後はフィルム現像は外注で対応です。
こちらの方が結果的には経費が安かったりします。

世の中はますます不便になっています。

当店もその片棒を担ぐようなことになって
ものすごく心苦しいのですが、
時代の趨勢というやつです。

すごく残念です。

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