山田写真館春秋

山口県美祢市美東町の歴史を四代に亘って見てきた写真館の店主による徒然草

明け方の町 桜木町で

photonext2016

桜木町ってかみなとみらいなんですけどね。

久しぶりに行ってまいりました、
PHOTONEXT2016。

何それって話ですね。

写真用品の総合展示会です。

撮影道具だけでなく、
アルバム作成や写真印刷など写真ビジネス向けのメーカー展示会です。

キヤノンやニコン、中小の技術メーカーまでが自慢の商品やサービスを展示しています。
正に今最先端の写真ビジネスを総合的に見ることができる
稀有の機会です。

で、今回ひときわ目を引いた目玉ってのがあるわけなんですが、
その話はいずれする機会があると思うので今回は割愛。

こういう展示会に行くといつも思うのは
一人で行くとさびしいってこと。

これだね。

これはすごいわー、とか
これはないわー、とか
こんなん誰が買うんやー、とか
うわっ、高っ、とか
マジ? 安っ、とか
うちド田舎だし、パソコンとか持ってる人殆どいないし、
このサービスは全く浸透する気がしないわー、とか

そういうの心の中で思いながらうろつきまわるんですが、
いや、空しいですね。

はずまない、心が。
心がぴょんぴょんしないんじゃ。

正直な話、
技術は日進月歩今日のハイテクは明日にゃ型落ちってなぐらいに
世界は進んでいる。
感心する:がっかりする=8:2
ぐらいの割合なんですが、
そういう話を誰かとしながら展示会を見たいです。

そういう話の中からイノベーションが生まれます。

一人だとなんか生まれません。

一人だと卵すら生まれません。
生まれても無精卵ですな。

もう一点。

技術は日進月歩なんですが、
備品の技術は上がっても結局使うのは人間なんだな、
というのをいつも強く感じるのです。

写真でも他の事でもそうかもしれませんが、
技術的、知識的、経験的裏づけ、そしてアイデア、
これらが先行した先に技術的なサポートが加わることでイノベーションは完成するのであって、
技術ばっかりが一人歩きしていくとそれらが活用される機会が訪れることなく、
ついに技術デブリと化してしまうんだろうな、
と思っちゃうんです。

それはつまりその技術が悪いのではなく、
使う側の準備があるかどうかって事なんですが、
山田写真館が仕事をするに当たってこれは効果的で効率的だ、
という事は極めて少なくて、
そういう意味ではがっかりしちゃうことが多い。

お客さんの母数が都会とは圧倒的に違うので、
どうしても無難でスタンダードなところに収束してしまうのです。

とがっているデザイン、ニッチな需要、
こういうものに対応するのは困難だな。

とこう思うのです。

あと今流行のもの、
これにも対応しかねるなと感じます。

江戸時代みたいに十年も続いてやっと一過性の流行という時代ならいざしらず、
今年だけの流行を選ぶというのは、
一生残しておくべき写真には不向きだなと感じるのです。

ので参考になるし楽しいのだけれど、
導入したり活用したりするには
ものすごく熟慮が必要だなとこういう展示会に行くといつも思わされるのです。

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