山田写真館春秋

山口県美祢市美東町の歴史を四代に亘って見てきた写真館の店主による徒然草

見せてやるよ、“圧倒的”ってやつをさあ

今ね
自分で撮ったフィルムを一生懸命パソコンに取り込んでるんです。
フィルム、もう捨てても良いんじゃないかなって、
そう思って。

フィルムを使った写真はやっぱり
デジタルでは写しきれない味みたいなのがあって、
それはデジタルデータとしてパソコンに取り込んでも変わらないんです。

今日はそんなデジタル化したフィルムの写真を一部お見せしようと思います。

中でも“圧倒的”な描写のやつをほんの一部だけ。

ちょっと画質が良いので読み込みが重いかもしれないです。

f003
これは秋吉台の山焼きの風景です。
色がモノクロなのはモノクロフィルムを使ったからです。

モノクロフィルムは感色層がなく、陰影しか写し出しません。
画面の端から端まで徹頭徹尾黒と白しかないので
線の描写というのをどうしても意識することになります。

ので、被写体そのものよりも対象の捉え方とか
レンズの優秀さみたいなのが如実に意識されるようになります。

カラーの写真を白黒にプリントすることもできるのですが、
はじめから白黒で撮影されたものの様にはなりません。

f002
これは大平山のテレビ塔から防府市を見下ろしたところです。

フィルムの写真の独特なところは
明るい部分(白い部分)が粒子で濁る所なのかなと思います。

そこが独特な空気感をかもし出すのかなと思うのです。

デジタルだと明るい部分を「真っ白」と表現してしまう限界が
フィルムよりも低いような気がします。

f001
これは角島のダルマギク。
今は柵がしてあってこんな風には撮影できないと思います。

この画像は以前掲載したかも。

f005
同じく角島。

白黒写真は風景の色による印象を殺してしまうので、
どんな風景にも均等な価値を与えてしまいます。

だからこそ撮影者の腕とカメラの描写というものが
よりクローズアップされるのです。

f004
またも角島。

色による印象がないのと、
曇り気味な天候のせいで極端なコントラスト差が出ず、
岩の影が落ちていないので岩の位置関係がよく分からなくなってる不思議な絵です。

まあはっきり言ってしまえばレンズの描写力に物を言わせた写真です。

これらの写真はすべてライカのズミルックス50mm1.4というレンズで撮影しています。
分かる人にはわかると思いますが、
単焦点なのになんでこんな高いの? 馬鹿なの? 買う人いるの?
というレンズです。

どうです?
圧倒的?

まあ実はこのレンズお金に困って売ってしまったんですがね。

大事なレンズだったし、もう二度と入手できないと思うけど。

支払いが大事です。

このレンズで撮った写真はまだいっぱいあるので
しこしことスキャン作業をしようと思います。

またいい写真が出ればここに載せます。

PageTop

コメント


管理者にだけ表示を許可する