山田写真館春秋

山口県美祢市美東町の歴史を四代に亘って見てきた写真館の店主による徒然草

どうしてそんな嘘をつくのか

先日秋吉台へ久しぶりにドローンを飛ばしに行った時の話ですよ。

ドローンに少なからず興味を抱いている友人があり、
それではというので秋吉台に行きました。

長者ヶ森の周辺でその友人に操作説明や機能説明などしながら
おとなしく飛ばしていたのですが、
そこに初老の男性が通りかかり我々に声をかけたのです。

「ドローンですか。始めて見ました」
と。

我々は少し頭を下げ会釈をしたのですが、
男性はすぐにこう言葉を続けたのです。

「許可は取っているのですか」

取ってはいないのでそう告げると、
「ここでドローンを飛ばすには許可が要るんですよ」
とこういうじゃありませんか。

航空法の定めで、
ドローンなどを飛ばす場合
国交省の許可を申請する必要があることは重々承知しています。

が、秋吉台はその国交省の定めるところの
許可申請が必要な人口密集地域に属していません。
もちろん人が多く集まるイベント等が行われているのでもありません。

その事をその男性に告げると
「条例でそう決まっている」
とこう言うじゃありませんか。

「みんなそうしている」
とまた言うじゃありませんか。

ところが自分は一度市の方(確か観光課)に
ドローンを飛ばす際になにか許可を申請した方がいいかどうかを
打診したことがあってその時はただ飛ばす程度ならいいんじゃないか
と言われたことがある。
そう告げると、

「じゃあ今度会議でその事を言っておく」
と答えたのです。

この時点で僕は
ああこの人は無駄な抵抗をしたり質問をしたりすると
面倒くさくなるタイプの人だと察しました。

更に
「まあ自分は県に属する人間だから余計なことは言わないし、
趣味的に飛ばすだけなら今回は言わないことにする」
「でも気をつけないと怖い人が来るからね」
とおっしゃいました。

そう言われたら
「はあそうですか」
としか返事のしようがありません。

その方はそれっきり何も言わずに立ち去ってゆかれました。

その方の腕には山口県自然観察員とか
そんな風な名称の刻まれた腕章が光っておりました。

正直な話、
楽しくドローンを飛ばしていた空気が一気に冷え切ってしまいました。
なんだかドローンの調子も悪くなった気さえします。

さて、
この男性の言い方によると
「秋吉台でドローンを飛ばす際には許可申請が必要であり、
そのことは美祢市の条例で定められている」
かの様に聞こえます。

ところが、
そんな条例は存在していません。

それでもなんとかしてそれっぽいものを適用するならば、

美祢市特別天然記念物秋吉台管理条例

がこれに当たるのでしょうか。

しかし、この条例によれば

物を販売し、若しくは頒布し、業として、物の貸与、案内若しくは写真の撮影又は興行を行う

際には市長の許可を受けなければならないとあります。

ここを見ている人なら分かると思いますが、
お金を取るためにドローンを飛ばしたりしたことは一度もないし、
撮影画像や映像によって報酬を得た事もありません。

こんなことは言いたくありませんが、
業として毎日の様に秋吉台に入り撮影活動をしている人はたくさんいます。

その方はその度に市長の許可を得ているんですか?

いつチャンスが来るか分からない秋吉台の写真撮影の現場で
本当にそんなのを守らせたいなら秋吉台の周辺に長城を築き、
入り口と出口に関を置いて、
24時間市長が印鑑を用意して待機していただかないといけないと思いますが、
もし本当にそんな事をすれば、
逆に観光名所になるかもしれません。

ドローンを飛ばす場合はみんな許可を申請している
みたいなことをその男性はおっしゃていましたが、

みんなって誰ですか?

もし許可を取った方が実際にいて(おそらく商業的理由でそうした方はいると思う)
その方を指してみんなと言うならそれはみんなでしょうね。

しかしその方が把握しているとは思えませんが。

何かの会議があってそこで勝手にドローンを飛ばしていたことを
発言するつもりらしいのですが、

その会議って何ですか?

秋吉台で健全な活動をしている人をあげつらう会議ですか?

マサチューセッツ工科大学に入学しなおして
MBAの授業を受けて建設的な会議のやり方を学び直した方がいいんじゃないですかね?

それとも
そう言う会議に出席していて、
そこで発言する権利を持っている七賢人の一人、
それが自分なのだ、
フゥーハハハハ。

とかそう言う意味なんですかね。

だったらそれを言われた時に
「それだけは勘弁しておくんなせえ」
とか言った方が良かったですかね。
そうしたら彼の自我はもう少し救われたのですかね。

自分は県に属すると言っておられましたが
僕も山口県に属しておりますが? 一応。

のみならず、美祢市にすら属している。

その方県の職員か何かだったんですかね?
何が言いたかったんですかね?

今回は言わないことにする、
と言う事ですが、
随分な高みから物をおっしゃっておられるようですが、
神様か何かですか?

あと、気をつけないと怖い人が来るらしいですが、
怖い人って誰ですか?

警察ですか?
刑事事件じゃないのに?

こう言っておけば恐れおののくとでも思ったのでしょうか?

随分と安く見られたものですね。

まあね、
いろいろ書きましたが、
言いたいのは
行政に属する人間が何の根拠もなしに
民衆の活動を抑制するために虚言をはくっていう、
そういう体質ですよ。

社会体質。

目新しいものはとりあえず行政の統制下においておかなければ
気がすまないって言う行政の体質。

そしてそう言う空気を作っている社会の体質。

はっきり行ってドローンなんて今のところ
日本では商売として成り立っていませんよ。

なぜなら規制とか許可とか免許とか
そういう行政の統制の問題の方が前面に立っていて、
なんだか面倒くさそうという雰囲気があるからです。

ところで今使っているドローンは中国製なんですが、
日本ではここまで高性能のドローンは作られていません。
せいぜいおもちゃ程度のものだけです。

もう完全にこの分野では日本は中国に水をあけられています。

しょうがないよね。

行政が率先して衰退の舵取りをしているのだから。

そしてそうさせている社会。

なんだか僕もドローンを使うのが面倒くさくなってきましたよ。
っていうか大体皆面倒くさいので買わないんでしょ?

やめたほうがいいですよ。

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