山田写真館春秋

山口県美祢市美東町の歴史を四代に亘って見てきた写真館の店主による徒然草

フジカ st605

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おもしろいカメラを頂きましたよ。

出入りの業者さんから頂きました。

富士の FUJICA ST605という一眼レフカメラです。

富士フィルムが一眼レフカメラを出していたのかと言うだけでもちょっした驚きです。

きっとこれはレア物!
と思ってネットで調べてみると
オークションの落札価格が異常に安い。
これってそんなに世にあふれてるのか?

いや、多分そんなことはないけど
結局イマドキのフィルムカメラの相場ってそんなものなんです……

このカメラは富士が1976年に出した廉価版の一眼みたいで、
実際の売価も結構安かったらしいです。

このころのカメラと言うとオリンパスOM-1とかがライバルなのか?
いや、廉価版だからOM-10あたりかな。

ただ、OM-10に比べると少し格上感がある。
それは多分ずっしり重量が重いのと、
軍艦部分が金属だからでしょう。

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NIKONのnewFM2と比べると
ちょっと背丈が高い。
まあペンタ部分まで含めると同じくらいか。

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横幅はかなり小さい。
このおかげで全体としてかなり小ぢんまりした印象を受けます。

レンズはfujinonとありますが、
フジノンレンズの優秀はこの界隈では有名な話です。
この個体に関して言えば、
若干の傷があるもののカビ等もなく、きれい。
ピントリングが相当重いのが気になるところ。
F値が2.2と暗め。
レンガ版にくっついているレンズだからこんなもんでしょう。

EBCコーティングがなされていたらよかったんですが、
それは贅沢と言うものでしょうか。

レンズマウントは独自のものではなく、
ペンタックスのスポーツマチックなどで採用されている
M42スクリューマウントです。
ので、M42の安い中古レンズが使えるってのがマニアにはたまらなかったり、する?

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シャッターは横走りのゴム引き布シャッターです。
オリンパスOM-1やライカのカメラでもおなじみです。

この布シャッターですが、
ゴム引きなので精度が怪しいという懸念はありますが、
縦走り金属シャッターに比べてショックが少なくて静音性に優れているという特徴があります。

このシャッターでレリーズした時の感覚は一種独特です。
癖になります。

このカメラ、
シャッターは完全に機械式で
ただ撮影するだけなら電池などはいりません。

が、独立して作動するTTL露出計が内蔵されており、その為の電池が必要です。

この露出計が壊れやすくて、中古品だと完動はほぼ絶望的だと思われますが、
この個体では立派に作動しています。

いや立派。

ので、このカメラ今でも十分に撮影に耐えられるものと思います。
気が向いたらフィルムを通してみましょうか。

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